調布わくわくステーション2020年06月01日放送 宮本苑生監修「詩の世界」『曽我貢誠詩集 学校は飯を喰うところ』(音声)

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曽我貢誠さんは長年、中学教師を務めて来られましたが、在職中の生徒たちとの交流を、退職後に詩集としてまとめたのが、この「学校は飯を喰うところ」です。現場の教師ならではの視点で生まれた詩集です。

2 コメント to “調布わくわくステーション2020年06月01日放送 宮本苑生監修「詩の世界」『曽我貢誠詩集 学校は飯を喰うところ』(音声)”

  1. <path_to_url> 友松利英子

    ご本人から知らせがあり、詩の朗読を聞かせていただきました。
    曽我貢誠さんと仕事をご一緒をさせていただいたのはもう20年以上前のことになりますが、あの当時の教室での生徒たちの息遣いや、曽我さんをはじめとする心優しい教員たちと彼らのやりとり、温かい空気感を、一気に思い出して懐かしさに浸りました。
    曽我さんのメッセージそのものはいつもまっすぐですが、繰り出すのは味のある変化球ばかり。関わった生徒たちは幸せです。
    朗読の あきのめぐみさん の声が、なぜかやはり昔の同僚の養護の先生の声にそっくりで、一層懐かしさが増しました。宮本苑生さん の解説も、学校関係者以外の人々にとっては、詩を味わう上でとてもありがたいことだろうと思いました。

    私は夫の仕事のため6年前に学校現場を離れ、現在は米国シカゴ近郊に居住しております。5月末にコロナによる自宅滞在命令が解除されるやいなやミネソタ州で悲しい事件が起こり、人種差別に反対する大きな(おそらくキング牧師の殺害以来の)うねりが起こっています。毎日大量の記事を読み人々と意見交換し、脳みそが飽和状態になっていた時に、一服の清涼剤をいただいた気持ちです。

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  2. <path_to_url> 北川光彦

    私が大好きな詩人のひとり市川恵子さんのブログの中で「文学は実学だ」という言葉を最近知りました。
    拡大解釈だと怒られてしまうかもしれませんが、この「文学は実学だ」という言葉で最初に連想したのが曽我貢誠さんの「学校は飯を喰うところ」という詩集です。
    文学には、蓮の花のように、現実の土壌を養分として美しい花を咲かす、そんな機能があると思います。逆にどんなに正しい理論や理想があっても、現実の土から離れた養分も穢れもないただの理論だけからは本物の花は生まれないのかもしれません。
    曽我さんの実学を通して生み出された生命(いのち)ある言葉の花はこれからも永遠に、読んだ人のこころの中に咲きつづけることができる生きた花なのだろうと思います。
    曽我さんの「学校は飯を喰うところ」は私が大好きな詩集の一つです。
    すてきな朗読と解説をありがとうこさいました。早速お気に入りに登録させていただき何度も聞き返しています。

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